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2010年8月

「文章を読むスピード」はあせらずにアップしていく!

「文章を読むスピード」はあせらずにアップしていく!
引き続き、前回開催されました「母活セミナー」での講演会で、お母さまからのご質問で多かったものをこのブログを通してお伝えしたいと思います。

お役に立てればうれしいです。

国語の学習につきまして、とにかくお母さまのお悩みで一番多いのは、

お子さまの「文章を読むスピードをもっとアップさせたい」


あるいは、


「読み取りがざつになってしまっている」


というものです。


やはり、「文章の読み方」は、気になるところだと思います。

そこで、理想のスピードにするために実行して欲しいことをアドバイスさせて頂きます。


まず、文章を読むのが遅い場合、二つのパターンがあります。

一つ目は、文章の内容が理解できていないケースです。


この場合は、まずはゆっくりと時間をかけて親子で文章を読む練習をして下さい。


そして、文章中の理解できていない言葉や言い回しをきちんと調べて(お母さまが教えて差し上げてもいいです)まずは、内容を完全に理解できるようにします。

そして、完全に理解できてから、繰り返し3回以上、その日に学習した同じ文章を読みます。

それをしばらく毎日続けるのです。

えっ?そんなことからスタートしなければならないの?


と、思われる方もいらっしゃると思いますが、

どうか、この方法でまずはしっかりと「文章の内容を理解すること」に努めて下さい。


なぜなら、


理解できていない文章をどんなにたくさん読もうとしても、本当の国語の力は伸びません。


「わかっていない」のですから、これは、文章を読んだことにはなっていません。


とにかく「理解する」ことから始めて下さい。

次に、「文章を理解できている」けどスピードが遅い受験生の場合です。


このケースは、まず、同じ文章を繰り返し読む練習を重ね、


ある程度、スピードが上がってきたらたくさんの違った文章を読むようにしてみて下さい。

すでに、「理解できている」状況でしたら、あとはより多くの文章に触れるだけです。

でも、その時一つ、お母さまにお願いしたいのは、


決してあせらないで下さい!ということです。


初動期間は、時間がかかりますが、この「文章を読む力」が、その後のお子さまの大きな財産になります。


あせらずにじっくり取り組んで下さい。

また、来月開催されます「母活セミナー」におきましても、多くのお母さまのお役に立てるアドバイスができれば幸いです。


多くのお母さまとお目にかかれますことを楽しみにしております。

「母活セミナー」へのご連絡、お申し込みは
母活ノススメHPよりどうぞ。


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「お母さまが教える」という意識を取り払うことの大切さ。

「お母さまが教える」という意識を取り払うことの大切さ。
そろそろ夏休みも終わりに近づいてきましたね〜。


受験生の方々は、学校が始まるまでの残りわずかのお休み、


それぞれスケジュールをしっかり立てて


さらに充実した毎日を過ごして欲しいと思います。


さて、ちょうど夏休みが終わり、新しい学期のスタートをきったばかりの来月の9月7日に、


「母活セミナー」で、春に続き、再び講演をさせて頂く運びとなりました。

毎回、「母活セミナー」では、たくさんのお母さまとの出会いがあります。

セミナーで講演をさせて頂いたことをきっかけに、ご参加下さったお母さまとは、個人的にメールやお電話でいろいろなやり取りをさせて頂いておりますが、

中でも、皆さまからのご相談で一番多いのは、


「一緒に学習を進めていく際に、なかなか親子のコミュニケーションが上手に取れない」ということです。

親子ですと、どうしても甘えがでます。


他人にはとても言えないことが、言えてしまうのが親子ですから、

つい、学習を一緒に行っていく時にもお互いの感情がぶつかり合うケースが多いようです。

そこで私がお母さまにアドバイスさせて頂きたいのは、


まず、「親として、教えるのだ」という気概を一度取り払って欲しい、ということです。


親子で学習をする際には、


絶対に「上から目線」を避け、


お子さまと「同じ目線」に立って、


「一緒にやってみましょう」という気持ちで臨んで頂きたいのです。


お母さまが変わると、お子さまの反応も徐々に変わってきます。

せっかく親子で共に学んでいるのですから、しっかりといいコミュニケーションを維持しながら有意義な学習時間にしましょう。

まずは、「お母さまが教える」という意識ではなく「一緒に!」という気持ちでお願いします。

また来月も、たくさんのお母さまとの出会いを楽しみにしております。


国語の学習についてだけではなく、私の経験をふまえてお役に立てるお話をたくさんさせて頂きたいと思っています。


新たなご縁があり、またお母さま方の輪が広がりますことを楽しみにしています!


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入試問題に出題される文章のテーマになるべく触れておく!

入試問題に出題される文章のテーマになるべく触れておく!
これは、中学受験から大学受験まで、すべての国語の入試問題に共通していることですが、


最近では、全般的に長文読解重視の傾向にシフトしていて、


制限時間内に長い文章を読み解くことが要求されます。

例えば、中学入試における国語の読解問題でも、


文章総数字は、1校あたり6000字弱となっていて、


文章を読んで理解する「正確さ」に加えてかなりの「スピード」が要求されるようになってきました。

そこで一つアドバイスです。


受験生の皆さんは、なるべく読書をする時に、


「入試問題でよく取り上げられるテーマに関する図書」を意識的に触れることをお勧めします。

例えば、国語の入試問題における「説明文」、「論説文」のジャンルでは、


・「私たち日本人が複雑な国際社会の中で、どうあるべきなのか」を問いかけるもの

・「将来、私たちは、自然とどう関わっていくべきか」を考えさせるもの

・「環境」について、さまざまな角度から筆者の見解を述べているもの


などが代表的です。

一方、「物語文」では、


受験生と同世代の人物を主人公としたものが6割近くを占め、


家族や友人など、


他者との触れ合いを通して自分自身と向き合おうとするものが多くなっています。

普段から、こういったテーマの文章に触れることで、


いろいろな知識を習得したり、


また、主人公の気持ちを深く理解していると、


入試問題で出題されている文章もグッと読みやすくなると思います。


ぜひ、積極的に読んでみて下さい!

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蝶に生まれ変われる時期を逃すな!

蝶に生まれ変われる時期を逃すな!
「アオムシのままでは空は飛べないよ、だってまだ羽ないから」


これは、以前、尊敬しているある人から私が投げかけられた言葉です。


蝶は、最初から蝶だったわけではありません。(当たり前ですが)


アオムシから、


さなぎに変わって、


そして蝶になって羽ばたくのです。


蝶になるためには、著しく自分を変えなければなりません。


幼虫のまま空を飛ぼうとしても高く羽ばたけません。


そう、まだ飛べる羽がないから。


つまり、高く羽ばたきたいなら、じっくりと自分を変える努力をして、「さなぎから蝶にならなければならない」ということです。


受験生にとっては、ちょうど夏休みは自分を変える大きなチャンスです。


目標設定を明確にして、(今までと違う自分にどう変わりたいのか)を考え、


そのためには、何を優先して学習するべきなのかを熟考して


実行することです。

このことは、受験に限ったことではありません。


自分の人生に目標を持っている人や、


仕事に打ち込んでいる人、


受験生のサポートをされているお母さま、


すべての人に当てはまることではないかと思います。

今のままでは不可能なことでも、


さなぎのように、


自分を変える努力の時期を大切に過ごすのです。

高いレベルに飛躍したいと思ったら、


今以上の自分になりたいと思ったら、


それが成長の時期です。


アオムシを続けて茎や葉っぱを食べ続けるか、


蝶に変化して羽ばたき、花から花へ飛んで蜜を吸うかは、


自分次第。


変わりたいと思った時がチャンスです!


今の自分からどういう自分に変わりたいのか、「理想の自分」を思い描いてそこに向かっていきましょう!

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「努力するべきところ」を絞り込む。

「努力するべきところ」を絞り込む。
目標を持って頑張っている人は誰しも、


必ず「努力をする必要性」がでてきます。


受験も同じです。


どうしても、「努力なしには、目標達成は難しい」です。

しかし、努力をする時に覚えておいて欲しい大切なことは、


むやみやたらに努力するのではなく、


「大事な部分に絞り込んで、そこに集中して努力する」ということです。

なぜなら、もし一生懸命努力をしても


努力するべき方向が間違っていると、一生懸命注いだエネルギーも報われないからです。


すると、自分自身が疲弊してしまいます。

ですから、特に受験生の皆さんは、「どこに1番エネルギーを注いで努力するべきなのか」を戦略的に決めて下さい。

そのためには、まず、自分の第一志望校の過去に出題されている問題を細部に渡り分析することをお勧めします。

また、第二志望校、第三志望校を決める場合も、


「どういう組合せで受験校を選んでいけば学習効率がアップするのか」を戦略的に考えていくことも大切です。


大手進学塾で偏差値がさほど高くなかったのに、「努力の方向性」を的確に定めて戦略的に学習を進めた結果、実力以上の第一志望校に合格された受験生はたくさんいらっしゃいます。

以前、「ドラゴン桜」というドラマが流行りましたが、


「戦略的に東大に合格するためにはどうすればいいのか」を考え、その数パーセントの本質をつかんで努力するというところは、


実際の受験とも確実にオーバーラップしています。

まずは、「今、努力するべきことを認知」し、


「どの方向に進むべきか」を定めて


そしてそこに全力でエネルギーを注いで下さい。


応援しています!

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知的生産力をアップするために生活習慣を見なおそう。

知的生産力をアップするために生活習慣を見なおそう。
私たちは、毎日何気なく生活をしているように思いがちですが、


実は、その日、その日ごとにたくさんの意思決定をしています。


朝、何時に起きて


起きてからどう行動して


何時に食事をとり


何を食べるのか


どのように学校や塾に(仕事に)行き


そこで誰とコミュニケーションをとり


どう行動するのか


家にいる時には、どのような手順で宿題や学習をこなすのか、(家事をこなすのか)


何時に入浴して


何時に眠るのか


こうしたことの一つ一つは、すべて自分が決めているはずです。


つまり、毎日無意識のうちに自分の意思が働いているのです。


そのほんの些細な意思決定の違いで、それぞれ一人一人の人生が変わってきます。


毎日積み重ねたものがその人の将来を形づくるからです。

そして、この毎日の意思決定による生活習慣が、実は知的生産力にも大きく関わってきます。


学習をするかしないかの意思決定はもちろんですが、


健康にいい食生活を心がけたり


睡眠時間をきちんと確保して身体を休めたり

考え方をポジティブにしてストレスを上手に解消したり


あるいは、移動時間やちょっとしたスキマ時間を有効活用したり


こうしたほんの少しの習慣が、大きく知的生産力に影響してきます。


「学習」というと、「頭を使って考える」だけの印象がありますが、本当に高い生産性に必要なのは、


健康な体と


精神力と


時間を上手く使いこなす力

です。


体が元気で心が丈夫で時間を上手く味方につければ、どんどん知的生産力もアップするという好循環が生まれます。


夏休みはちょうどいいチャンスです。


ぜひご自分の生活習慣を見なおして、


もし「こういうところは変えた方がいいかも…」と思った部分があったら改善を試みて下さいね!


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向上、上達はジグザグ曲線で徐々に進む!

向上、上達はジグザグ曲線で徐々に進む!
人が何かに打ち込んで向上したり、上達したりする時には、


一気にまっすぐ上方に上がれるということは、まずありません。


つまり、上達曲線とは
ストレートな線で上に伸びるものではないのです。

実際に、どの分野で頑張っても


そんな伸び方をする上達はないはずです。

野球選手の打率、
将棋の勝率、
マラソンのタイム、
テストの点数、

どれも努力の過程ではジグザグ曲線で上達していきます。

受験生の皆さんやお母さまにとっては、

今一番気になるのが、テストの点数だと思いますが、


まさにこれもジグザグ曲線で上がっていきます。

上がったと思ったら、

またちょっと下がったり、


下がったと思えば、


また以前より高い点数に上がれたりします。


しかし、学習を継続的に行う努力を続けていけば、


ジグザグであっても必ず進歩するということです。

肝心なのは、ちょっと下がった時点で


へこんだり


落ち込んだり


あきらめたり


絶対に、絶対にしないことです!

ちょっと調子が落ちた時でも、


ジグザグ曲線の一つのプロセスだと思って下さい。

毎日目標に向かって継続していけば、最終的には、目標へとたどり着けます。


ちょっと下がった時点の気持ちの持ち方が何よりも大事です。


頑張って下さい!


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成果を出すためには!

成果を出すためには!
今日読んだ著書に

成果は、「知識×実行割合×定着率」で決まる

という定義が書かれていました。


これは、勝間和代さんの経験から生まれたものだそうです。


つまり、成果というのは、

「たくさんの情報を得て新しいことを学んだ事柄」と、


「その学びの中から行動に着手した割合」と、


「着手したもののうち習慣として残った割合」を

かけあわせたものの結果だということです。

この一節を読んだ時、

これは、「まったく受験の成果とも合致することだなぁ〜」と感じ入り、受験生の皆さんやお母さまにぜひご紹介したいと思いました。

受験というものは、当然、多くを学び、たくさんの知識を得る必要があります。


そして、その知識を活用して「問題を解く」という演習を繰り返したり、


あるいは、塾の模試を受けたりして能動的に行動します。


そして、それをしっかりと自分の能力として定着させていきます。

これらをかけあわせたものが、まぎれもない「成果」です。


つまり、どんどんと学んで新しく得た知識で問題を解き、それをいかに自分に定着させるかがその人の成果を決めていくのです。


こう考えると、


常にほんの少しの習慣の差が、数ヶ月単位、数年単位では、かなり大きな差になります。

学習は、1日、あるいは1週間ではそれほど目に見えた進歩が見られません。


でも、挫けそうになった時には、どうかこの「かけ算の定義」を思い出して下さい。

これは、もちろん、受験だけではなく、


何かの目標を持って、「大きな成果を得たい」と望んでいるすべての人にあてはまることだと思います。


この定義を念頭において、毎日少しずつでも前に進んで行けば、


必ずジリジリと成果があらわれてきますよ!


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シミュレーションを重ねる訓練で目標に近づく!

シミュレーションを重ねる訓練で目標に近づく!
よく、受験やビジネス界で成功した方々の「体験記」を読むと、

皆さま例外なく、


「これから起こるすべてのことに対してポジティブな想像をすること」を習慣にされているようです。


常に、


自分はどのように行動して、


どのように物事を動かすのか、


あるいは、


これから自分が行動したことで、どんなことが起こりうるのか、

等々、


このようにいくつものことに想像力を働かせて、


シミュレーションを繰り返して、目標を達成してきているのです。


私も多くの方々の成功体験記から、シミュレーションの大切さを学んで以来、


その日のスケジュールをすべてスムーズに動かしている自分を思い描くことを習慣にするようになりました。

受験生の皆さんも、お母さまも、


朝起きてから、夜寝るまで、


1日のスケジュールは、だいたい決まっていると思います。


そのスケジュールを朝確認する時に、


これから何を準備し、

どんな状況の中で


自分がどのように行動するのかを


前向きな気持ちで想像するといいですよ。


体験記によれば、

想像力をフルに働かせて、


シミュレーションの訓練を積み重ねることによって、自分の人生は、必ずポジティブな方へ変えることができるそうです。


ぜひトライして下さい!

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否定的な言葉を言わないように意識する!

否定的な言葉を言わないように意識する!
普段私たちは、言葉を単なる伝達の手段として使っています。


その言葉の持つ意味など特に意識もせずに自由気ままに話をしています。


しかし、言葉というものが、その人の日常生活に及ぼす影響は大きいようです。

「子どもはできるだけ褒めて育てましょう」というのも、


肯定的な、あるいは称賛するような言葉をかけることで、お子さまの心をよりポジティブにし、良い影響を与えることができるからだと思います。

言葉は、本当に不思議な力を持つ生き物で、人の心にさまざまな現象を引きおこします。


誰だって、褒められたり、好意的な言葉を言われれば幸せな気持ちになりますよね。

逆に人の心を傷つけるような言葉は、禁句として、使わないようにしたいものです。


そして、


一番大事なのは、


「自分自身に対しても否定的な言葉を絶対に使わないようにする」ということです。


「私には無理」


「私はどうせダメだから」


と口に出してしまうと自分が自分を幸せにすることができなくなります。


自分の周りの人を幸せにするためには、まず自分自身が幸せになることです。


絶対に自分を否定するような言葉は、日常から排除して、


建設的な明るい言葉を人に対してはもちろんのこと、


自分に対しても使うように心がけて下さいね!

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「目標を紙に書く」なら毎日書こう!

「目標を紙に書く」なら毎日書こう!
「目標を紙に書く」なら毎日書こう!
受験生の皆さんも、

そして、お母さまも、
自分が何かの目標を持った時、


それを日記に書いたり、手帳に書いたり、


あるいは、大きな紙に書いて部屋の壁に貼ったりしたことがあるのではないかと思います。


「目標を書く」というのは、とてもいいことです。


その目標に向かっている過程でくじけそうになったり迷ったりした時に、


自分で書いた文字を改めて眺めると、


もう一度モチベーションを上げたり、迷える心を安定させたりできます。

でも、できれば、
自分の目標を書くならば「毎日書く」ことをお勧めします。

もともと「人間の意志の力はそんなに強固なものではない」というのは私の持論です。

例えば、自分の第一志望校の名前を書き、


「絶対合格!」と書いて部屋の壁に貼ったとします。

その時には、ヤル気満々ですから、


入試本番までに「毎日計算問題を10題解く」

「漢字を10こ覚える」
等々

決心をしています。

しかし、1週間もすると、その継続心が弱まって、だんだんとやらなくなってしまうことはよくあることです。


でも、「毎日、目標を書いて自分を鼓舞すること」を続けていると、


今までよりも、より強く目標に向かう意志がかたまり、継続する力も出てきます。


自分の意識の中に毎日目標を刷り込むことで、意志を強く保つことができるのです。


そして、小さな学習や行動の積み重ねが可能になってきます。


目標は、毎日自分の手で紙に書くと本当に効果的です。

ささいなことですが、将来大きな違いとなってあらわれますよ!

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過去問を使って「皮膚感覚で傾向をつかむ」

過去問を使って「皮膚感覚で傾向をつかむ」
過去問を使って「皮膚感覚で傾向をつかむ」
受験生の皆さんは、これから受験本番に向けて、「自分の第一志望校の過去問」を解くと思いますが、


その時にぜひ心に留めて欲しいことがあります。


それは、「過去問を解き終わった時の正解率を気にしないで頂きたい」ということです。

特に、夏休みのこの時期に来年2月に受ける、

つまり、半年先にチャレンジする問題がスラスラ解けるはずはないのです。


もちろん、スラスラと解けるのは喜ばしいことですし、それはそれで自信につながるのでとてもいいことです。

しかし、問題なのは、

「自分の思うように解けない」

あるいは、


「正解率が低い」


といった現実に直面して、

ことごとく、自信を失ってモチベーションが下がってしまうケースです。


学習指導者の経験から、

今この時期に解けなくても、

繰り返し同じ傾向の問題を解いて演習を積めば、

「正解にたどり着ける問題の解き方が身についていく」と断言できます。

また、今の正解率の低さというのは、たいした目安にはなりませんし、ここで第一志望校をあきらめる必要はまったくありません。


夏休みにチャレンジした過去問の正解率が3割くらいだったのに、合格した人はたくさんいます。


肝心なことは、
過去問を解くという経験を通して、「皮膚感覚でその学校の傾向をつかむ」ということです。


そして、あらゆる類似問題を何回も解き、受験本番までにしっかりと対応できるようにしておくことです。


受験生の皆さん、

そして、お母さま、

今はあきらめる時期ではなく、

「失敗から学ぶ時期」です。


正解率がたとえ低い場合でも、まだまだ間に合います。


モチベーションを下げることなく前進して下さい!

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頑張れば、すぐに実感できなくても必ずあなたは変化する。

頑張れば、すぐに実感できなくても必ずあなたは変化する。
頑張れば、すぐに実感できなくても必ずあなたは変化する。
私は、1週間に1度、本屋さんに行き、ジャンルを問わず目についた本を買いだめして、仕事の移動時間や休憩時間にパラパラと乱読するのが習慣になっているのですが、

今日読んだ、桑田真澄さんの『心の野球』に書かれていた文章の中に、


「ちょうど国語の学習にも当てはまるなぁ〜」
と感じた一節がありましたのでご紹介したいと思います。


【練習したからといってすぐに結果がでるものではない。

毎日コツコツ努力していると人間はある日突然成長する】

野球選手というのは、きっと毎日黙々とランニングをしていると思います。


きっと毎日素振りもしていると思います。


きっと毎日筋トレもすると思います。


でも、それって

いつ結果がでるのかが明確にはわからないはずです。


素振りを100回やった次の日にホームランやヒットがすぐ打てるわけではないでしょう。


どんなに優れた野球選手でも、


いつ結果がでるのか分からない中で、

ただひたすらに


「今日やるべきトレーニング」を黙々と続けているのですよね。


やってすぐに結果がでる選手なんていないはずです。

黙々とコツコツと練習を続けた結果、ある日ホームランが打てるのです。


国語の学習も、まったく同じことが言えます。


漢字や語彙をコツコツと習得し、

「正確に文章を読み取る」練習をして、


そして、設問を解答する演習を繰り返す。


これを毎日黙々と行うのは、すごくたいへんです。


国語はすぐにポン!と結果が出るわけではありませんから、


最初の頃は、

学んでも学んでも何も変わらないように感じることもあります。


結果がでずにあきらめたくなることもあります。


でも、どうか受験生の皆さん、


その時期を大切にして下さい。


日々学習していることは、

今は目に見えなくても、

続けていれば必ずある日突然、自分が大きく成長していることに気づきます。

頑張って下さい!

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受験生の立場からの貴重なトーク( *^_^*)

受験生の立場からの貴重なトーク(<br />
 *^_^*)
受験生の立場からの貴重なトーク(<br />
 *^_^*)
8月1日に開催されました、
東京大学
本郷キャンパスにおける
リッテルさん主催の

中学受験生の親御さまを対象としたセミナーでは、

普通のセミナーとは一味違うコーナーが企画の一部に入っていました。

私、早瀬律子と宮本毅先生がそれぞれ
「国語」と「算数」のお子さまの学力向上のための「親御さまのサポート」について講演をさせて頂きました後、


現役東大生3人が、
「自分が中学受験生だった当時を振り返って」というテーマでそれぞれ本音を語って下さいました。


通常「受験生のご父兄を対象としたセミナー」では、なかなかこうした「受験生の目線」つまり、「子どもの目線」からの本音をお伝えすることはないのではないかと思いますので


今日は、中でも興味深いと思ったお話の一部をご紹介したいと思います。

①まず、中学受験生の時、親に対して「いやだなぁ〜」と思ったこと。


これは、皆さん異口同音に

「これから勉強しようと思っているのに、

先に親の方から勉強しなさい!

と言われるとヤル気がなくなってしまうのでいやだった」

「テストの成績が落ちた時、一番気にしているのは自分なのに責めるようなことを言われるとますます気分が暗くなった」


ということでした。

やはり、受験生本人たちも一生懸命なのですよね。

声をかけるタイミングや、


また、本人が落ち込んで暗い気持ちになっている時の声のかけ方など、少し配慮することで受験生の心を癒すことができるのではないかと思います。


②逆に、受験生が当時を振り返って「親に対してありがたいなぁ〜!」と思ったことは、


「やるべき学習が多かったけど、大事な内容とあまり重要ではない内容を取捨選択してくれたから助かった」

「たくさんの経験をさせてくれた」


など、「親御さまが愛情を注いでくれていることが実感できた時は、やはりうれしかった」ということでした。

親になる前は、当然のことながら私たちも子どもでした。


受験生だった時代もありましたよね〜。


しかし、社会に出て大人になり、そして親になると

いつのまにか「子どもの目線で考える」

ということを忘れがちです。

かつての自分を振り返って、「親にしてもらってうれしかったこと」


あるいは、


「親に言われてうれしかったこと」


などをもう一度改めて想起し、

「そのうれしかったことを今度は我が子にしてあげたい」という気持ちで接するといいと思いますよ。

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