夏休みの間につかんで欲しい「説明的文章」の読み方のコツ。
夏休みは、多くの書物に触れるいいチャンスです。
ジャンルにこだわらずどんどんとお読み頂きたいと思います。
そのとき、もし読もうとしている著書が「説明的文章」のジャンルであった場合には、次のことを意識すると読解の際に役立ちますのでぜひ参考にして下さい。
大事な部分はじっくり読み、
それほど大切ではない部分はさっと目を通すというメリハリをつけてみて下さい。
まずは、「文章のどの部分が特に大切なのか」をとらえながら読むようにしましょう。
慣れてくるまではこの5つの文章に注目してみて下さい。
①最初の段落。
ここの段落は、詳しい内容や具体例が書かれているのではありません。
「これから私はこういうことを述べますよ」というテーマを示しています。
ですから、ここを読むときには、「これから筆者がどんなことを述べるのか」を頭に入れるように意識して読むといいですね。
テーマがキャッチできれば、文章全体の内容がつかみやすくなります。
②文章をまとめるときに使う接続詞のあとに書かれている文章。
「したがって・・・・・・・」というような文章の「・・・・・」にあたる部分は、今まで述べてきた内容を簡潔にまとめ上げています。
ですから、この部分には大切な内容が書かれていることが多いのです。
③逆接の接続詞に続く文章。
「しかし」「ところが」「けれども」などの逆接の接続詞のあとに続く文章というのは、その前に書かれている文章の内容よりも大切なポイントが書かれている場合が多いです。
④筆者の考えを示す文末表現の文章。
「・・・だろう」「・・・と思う」「・・・ねばならない」「・・・ではないだろうか」などの「・・・」の部分には大切な筆者の主張が書かれていますのでしっかり読み取りましょう。
⑤強調をするような表現を含んでいる文章。
例えば、「・・・・・であるからこそ・・・・・である」というような文章の場合、「であるからこそ」が強調の表現になっています。
①から⑤のポイントを特に意識して読んでみて下さい。
文章の読み方にメリハリがついて、今までよりも正確に、そしてスピーディーに読めるようになってきます。
国語は文章を読む力がつけば、必ず解く力も伸びていきます!
夏休みにぜひトライしてみて下さいね。
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