文章を読むときのちょっとしたコツ!
国語の読解問題には文章中に「答えや答えのヒント」が書かれていますので
そこの部分を探してその内容を根拠にして解く必要がありますが、
読む力が不足している場合、
その根拠を探すことができないために
解く以前の段階で、すでに不利な状況にあります。
しかしながら、読む力の不足で悩んでいる受験生は意外にも多いようです。
そこで、今回は「説明的文章」における「読み方のコツ」をお伝え致します。
①から⑤までのポイントをよく念頭に入れて読んでみて下さい。
① 繰り返される言葉に着目する。
文章中には必ず繰り返し出てくる重要語句、すなわちキーワードが出てきますので、これに着目しながら内容を頭に入れるようにしましょう。
② 具体部と抽象部を読み分けて内容を把握する。
「説明的文章」の場合、具体的な例を挙げて詳しく説明する部分と抽象的概念を述べている部分があります。
<例>私はスポーツ観戦、例えば、サッカーや野球やラグビーの試合を見るのが好きだ。
この場合、「スポーツ観戦」=抽象部
「サッカーや野球やラグビーの試合を見る」=具体部
になります。
③ 強調表現に注意してキ―・センテンスをつかむ。
「説明的文章」の場合、ある事実を詳しく説明していますが、
筆者が読者に強くうったえたい大切なセンテンスがありますのでしっかりおさえましょう。
<強調表現の例>
「・・・であろうか。」などの文末表現では、読者に問いかけるかたちで、筆者自身の主張を述べていることが多い。
④ 文と文の関係を読みつなぎ、段落ごとの要点をつかむ。
文章を読み慣れないうちは、接続詞に印をつけて、前後の文脈を
読み取っていくといいでしょう。
⑤ 全体の構成を見通し、論旨をつかむ。
その文章全体を通して「筆者が一体、何を言いたかったのか」ということをとらえるようにしましょう。
*文章はたとえ長文であっても、全体を通して「筆者が言いたいことは一つ」であるということを常に念頭に置いて下さい。
以上のコツを意識しながら、文章を読み進めるようにすると
自ずと文章の構成や、要旨、そして筆者が読者に伝えたい重要なテーマが読み取れるようになります。
ぜひお試し下さいね!
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